docomo「憧れの人」カード
「あなたがいてくれて、嬉しい」
アンケートで「憧れの人」として名前が上がった方に対し、感謝の気持ちを込めたカードとストーリーブックを配布するハートフルな企画。
カード、ストーリーブックともに構成からコピー、デザインを一気通貫で担当しました。

NTTドコモが作った初期の「絵文字」を主役に「懐かしいけど、新しい。エモいけど、ネオな感じ」をテーマに制作。シェイプはドットで描かれた絵文字やピクトグラムなど懐かしさを感じますが、カラーリングには現代風のパキッとした原色を使用し、バランスをとっています。
withコロナになってから2年が経った現在も依然として世界との分断は続き、時たま自己の分裂まで起きているような気がします。毎日パソコンや画面越しの虚像と睨めっこしていると、言葉や数字など分かりやすい目に見えるものに頼ってしまいたくなりますが、実際の人間活動は常にグラデーションで矛盾がいっぱい、目に見えないものほど大切だったりします。
「絵文字」はそういう曖昧性を表現したり、分断を紡いでくれる、ドコモが創造した「新しいコミュニケーション文化」だと思います。
カードをもらった方の心がぽっと灯る瞬間を生むために一所懸命つくりましたが、私自身、鈍くなった心を手繰り寄せることのできた大切な機会でした。
[ 役割 ] デザイナー
[ 実施内容 ] 企画/カードデザイン/コピー制作 
※一部抜粋
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